今日は、月がいつもより30%も大きく見えるというスーパームーン。昼間に妻とその話をしていたのを思い出したのか、いったん寝床に入った息子が、窓越しにそれを見つけて、母ちゃんの制止を振り切って教えに来てくれた。もうこういう時にしか抱っこをさせてくれなくなっているから、「抱っこしたらもっとよく見えるかも」などと甘言を弄して抱っこしてベランダに出る。やっぱいつもより大きいね。ちょっと黄色いね。綺麗だね。満月の日に授かった子だからだろうか。月を見るといつも息子の祖国に対して挨拶をしている気持ちになる。
昨日は友人が奥さんと一緒に遊びに来てくれた。彼なりの歓待の意を込めて、自作の工作やタワー、電車について延々と続ける息子の話を、友達夫婦は膝をついてずっと聞いてくれていた。大事な友達を家族が歓迎してくれる嬉しさ。自分の子どもに友人が暖かい目線を注いでくれるのを見る気持ち。与えられるばかりの幸せだけど、いつか、双方に、同じものを返せたらいいなと思った。