妹さんから、16才になる甥っ子のこんなメッセージが届いた。
「まゆちゃん、そんな希少ガンに罹ったんやったら今がどん底。あとは上るだけやで。今回頑張ったらあと40年は生きられる」
一方我が息子は、なぜ4%の再発リスクのためにそれだけ大きく切らなければならないのか納得がいかない様子。
12才の子どもの心に、母の大病はどんな影を落とすのか。愛する人の苦痛、死の想像、何より母不在の入院期間。
「だって母ちゃん、その4%が無くなったよってしょうに言いたいもん」
その後1時間くらい、もし自分に双子の兄弟がいたら、という話をずっとしていたらしい。心の準備を整えるために、ジローではない別の存在が必要で(もちろんワンちゃんは温もりをくれるし、一緒にお留守番もしてくれるけど)、やがて伴侶となるような人が座ってくれるような心の居場所を作っているのかもしれない。