家族と、両親と、甥っ子と、友人と、船や星を眺めて過ごした連休。
出航する船を見送る人でいつになく混んでいた港の風景を見てふと思ったこと。この世界は船や飛行機があるから楽しいんじゃないのではないか。自分や連れ合いのほかにも、同じように眺めている人がいること、船や飛行機にもそれぞれ人が乗っていて、彼らもその中から地上の風景を眺めているであろうこと、それが分かるから心がくすぐったいような愉快を感じるのではないか。星を眺めているときだって、人間が心の底で期待しているのは同じようなことなんじゃないか。