暑さなお厳しく。テレビのニュースでは、県内の古座川町で前日36.7度を記録したとあった。
そんな中、今日は市内の和歌山城へ。直射日光は言わずもがな、城内の砂利、石垣、白い城壁からの照り返しで、天守閣までの道のりは昔の城攻めもかくやという厳しさ。石の階段には力尽きたセミの死骸がいくつも転がっている。それでも四才の息子も六十九才のお母さんもサクサクと最上階まで上り切り、一番早くバテたのが自分だったというのは情けなかった。最上階は四方の扉が開け放たれていて、その東西の通路に風が通って心地良いことこの上ない。そこからの眺望と相まってさながら凱風快晴の感。お母さんははしゃぐうちらをよそに、東側の椅子に静かに座っておられた。
晩ご飯は、お母さんがスーパーで見つけたハモを、照り焼き、洗い、お吸い物と三皿調理して下さり、それにタイ、イサギの刺身、太刀魚の塩焼き。
海も山もお城もあり、魚も美味しく、おばあちゃんにも会える。和歌山は最高だなあ、ということで里帰りさせてもらって本当に良かった。