今の奥さんと初めて競馬場へ行ったのはナリタブライアンが7馬身差で三冠を決めた菊花賞京都競馬場だった。その時一緒に行った友達が、今度はむこうの彼女を初めての競馬に連れてきた。そうして組合せの違う3人で出かけていった競馬場で、今度もものすごいスターが誕生した。無人の野を行く走り。去年のキングカメハメハと同タイムだったが、今年の馬場でのあのパフォーマンスなら、例年のJCなら楽勝、去年のゼンノロブロイとほぼ同等のレベルである。事実上3才の春時点で古馬も合わせた現役競走馬のトップに上り詰めたわけで、こんなことは日本の競馬史でも初めてのことではないか。このまま型通りの成長があるとしたら、秋にはもっと恐ろしいことになっているだろう。ゼンノロブロイタップダンスシチーも引退が一年遅かったかもしれない。