日が沈んでから横浜の仕事場に父親が顔を出した。部屋を一通り説明し、ベランダから半月を見た後、駅のレストランへ行き、事務所の開設を祝う食事とお酒をふるまってもらう。金曜の夜の賑わい。
自分にとって辛いと思える出来事があり(whoever has not?)、親に会うときの自分の気持ちは乾いているが(for what reason is anyone to blame?)、心のフィルムに映った事は全て、涙を拭きながら聞いてくれる妻に話しておいた。You say yes, I say no. 潮が満ちた時、彼女は保管庫からフィルムを取り出し、ありのままの映像を僕に見せるだろう。