息子と同じ誕生日の帝王切開組の女の子が遊びに来る。このお母さん、失礼な言い方ながら一見すると少し太った普通のおばさんだが、知れば知るほど余人にはない大らかさがあって、不思議な人。
隣の部屋から三才の子ども同士の会話が聞こえてくる。
「ごめんよ」
「いいよ」
大人が教えた寛容のルールを信頼してるんだ。そのことに責任を感じる。