寺山修司中央競馬会に寄せたキャッチコピー「かもめは飛びながら歌をおぼえ、人生は遊びながら年老いてゆく」は見事だが、本人がナレーションを務めたCM

の映像を見せて、「JRA、寺山に乗っかり過ぎじゃない?」とふった僕に、「口笛吹き過ぎ」と返した妻のセンスもまた見事だ。
笑いは、事象に対する心の構え方の問題であり、そこに才能と呼べる生得的、環境的因子が強くかかわっているのは否定できないとしても、これだけ長い時間言葉を交わしていながら、一向にそのセンスを身につけることができないというのは僕にとって笑えない大問題なのである。
そういえば今日は、おもろい言い方を考えたと思って「コービー・ブランアンツ」と投げたら、即座に「レブロン・ジェームシーズ」と返された、ということもあった。Jamesは元々"s"がついているから複数形にできないという先入観をあざ笑われたかのような敗北感。参った。