「電話をしてたらお白湯を飲んだまま寝たよ」と妻からメールが入り、リビングにそっと見に行く。寝顔を見て涙が溢れる。自信を無くして妻に訊くと、自分も偶々昨夜寝顔を見ながらひっそりと泣いていたと言って笑った。これが一時の、甘く切ないロマンティシズムだなんて誰にも言われたくない。