隣り町の公園まで4人で散歩。日が落ちて薄暮の光だけになった丘の上。

誰も見ていないから、女が得意なものとバカにしていた鉄棒に手を伸ばす。

蹴り上げた足の先に三日月がある。

ジローは構わずに走っている。