妻がラッセル・ウェストブルックさかなクンに似てるって…。
それはともかくこの選手、28m走(バスケットボール・コートの全長)やらせたら今NBAで一番速いんじゃないだろうか。後半、ウェイドの速攻を阻んだダッシュ力は凄まじかった。攻撃面でも、チームにエネルギーを与えるのがポイントガードの仕事とばかりに、外れても外れてもリングに執拗にアタックし続ける姿が二十三才の青春の謳歌を感じさせてすがすがしい。LA出身でレイカーズのファンとして育ち、スリーピート時は十代の前半だったそうだ。ウェイドがデビューして三年でFMVPを手にしたのが2006年。その二ヶ月後の世界選手権はさいたまスーパーアリーナで生で見ていたけど、遠目でもウェイドのドライブのスピードは人間離れしていて異常だった。そんな彼がスピードで凌駕される時代が来るんだからスポーツ選手の栄華は短い。