友人の結婚式@目白
あと何回こんな経験ができるだろう。終始滞りなく淡々と進行した式ながら、ポーカーフェイスの下に隠された本人たちの心境までは想像すべくもなく。まして赤ちゃんの頃からこの子たちを育ててきたご両親の感慨はいかほどだろうと、シャンパンをあおりケーキを食いながら気楽な立場で空想した。互いの両親に花を贈るシーンを見ている時、結婚式は親のために行うものなのだと気づいた。式後の両親を襲うのは、本人たちの元に来る安堵や新生活への決意とはまったく別様の感情だろう。嫁さんのお父さんの表情は映画の笠智衆よりもはるかに微妙だった。
帰ると妻が眠気眼で迎えてくれる。まあ楽しかったわ、というと、よかったよかったと頷きながら寝室に戻っていった。いつも頑張ろうと思わせてくれてありがとう。