NHKの『ダイヤモンドの恋』が終わった。
5週目の放送が阪神の優勝かなんかでずれて録画できてなかった時は、受信料払うのやめようかと思ったけど…。やっぱ払ったる♪
悪い人が出てこないというのは、別に現実から逃げて空想に走っているということではない。だって、周りを見回してみても現実に悪い人などほとんどいないものだから。
気に食わない人、考えの違う人、どうしても噛み合わない人、ただそういう人がいるだけで、リアルに『悪人』なんてそうそういるものではない。だとするならば、棘を持った人間同士、どうやってシンフォニックに協和していけるかこそが本当にリアルな問題だろう。ある時には人を傷つける鋭角な断面が、よく見ると自分の欠けた断面にはぴったりと符合することだってあるのだ。
十数人に及ぶバラバラな個性たちが、一瞬パズルのように調和して美しい絵のように見えること。この小さな奇跡を、このドラマは15分24回分のパッケージの中で見事に表現していた。出来上がった絵の美しさを思えば、手法がベタかどうかなんてことは瑣末なことでしかない。
ところで作品の後半の舞台になったところは、奈良県の三輪というところで、長谷寺という有名な山寺に程近い田舎町。
田んぼと丘の上に漂う奈良固有ののんびりした空気は、奈良のおばあちゃんち(生駒)と一緒だった。
また行きたいね♪