会社の先輩に、うちらの同期の○○さんに似たインパクトのある風貌から、スーパー○○さんと呼ばれている人がいる。今回のプロジェクトではこの人と仕事をすることになった。
この人、ひと目で独身と断言できる風貌だけじゃなくて(ノーマル○○さんは既婚だが)中身もなかなか個性的で、まず仕事をやりたがらない。まだ誰に振られるか決まっていない仕事が、流れ的にどうやら自分のところに振ってきそうだ、という状況での抗いっぷり、ゴネぶりには、40男とは思えないひたむきさが感じられる。いざやると決まれば、さすがにそこは大人の社会人として健気に取り組んでみせてはくれるものの、スーパー○○さん、今度はここで踏まなくてもいい(この人だと余計そのように見える)地雷をやたらと踏みまくる。やっと一歩進んだ(「できました!!」とメールが来る)と思ったら爆風に吹き飛ばされて二歩後退、の繰り返し。そしてその間も虎視眈々、鷹のような鋭い眼で、この責務から逃れるチャンスを窺っている…
この前私がとった夏休みの間、スーパー○○さんが代わりに進めてくれることになっていた作業に私は期待していたのだった。九月は忙しくなりそうだけれど、せめてあそこまで進めておいてくれたら…
休み明けの進捗をみて思わず「スーパー○○さん、全然やってくれてへんかったー(T T)」とメールを打った私の携帯に、すぐさま妻からのメールが入った。
「なんやねん、それ。全然スーパーちゃうやん、アーパーやん( 一一)」
以来彼の呼び名はアーパー○○さんになった。略してアーパーさん。ともかくネタに事欠かない、今話題の人物なのである。
付記:この3連休がとれるのは、アーパーさんのおかげです。がんばれアーパー!