Literature

20世紀のフランスの作家ジャン・ジュネが書いた『泥棒日記』は、読む者をただただ圧倒し衝撃の余波の中で唖然とさせてやまない小説だ。初めて、このランブラス大通りの裏道から始まる醜悪、豪奢な燦然たる汚辱の大ロマンを読んだとき、このような世界は娼婦…

あなたに出逢えてよかった しみじみとそうおもう あなたに出逢えてよかったありがとう ありがとうすべてのふりかえる道が この道へ続いていたとおもえる日は こころが なんどでもくりかえすありがとう ありがとう 関洋子『出逢い』

日米Amazonブックレビュー読み比べ

Amazonの本場サイト(amazon.com)と日本語サイト(amazon.co.jp)で、ブックレビューの読み比べをしてみた。これがなかなか面白い。 まずびっくりするのが、噂には聞いていたけど、村上春樹の人気がアメリカ(+イギリス?)でも物凄いということ。初期四部作の中の…

なぜ…

なぜ私たちでなくあなたが? あなたは代わって下さったのだ、 代わって人としてあらゆるものを奪われ、 地獄の責苦を悩み抜いて下さったのだ。 神谷美恵子『癩者に』