僕はそんじょそこらのキリシタンなんかよりは余程信心深い。神やイエスなんていう下衆野郎より、妻と息子のほうが断然大事だと言い切れるから。
もうそろそろ寝たかなと思っていた頃合いに、仕事部屋のドアが徐に開いて息子が顔を出した。 伝言だけ残してそそくさとドアを閉める。 寝んねの時間、妻と見つめ合い、愛をささやき合っていた彼が、「父ちゃんも愛ちてるよ。大好きよ」と呟き、「ちょっとい…
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