2005-03-01から1ヶ月間の記事一覧

日本語障壁の話

amazon.comに載っていた『夢十夜(英題Ten Nights' Dream)』の著者紹介で、漱石がロンドン留学時代、マルクスの『資本論』を読むことを通して文明化への懐疑を強めることになった、との記述があった。評伝の類は色々と読んできたがこれは初耳だったので意外に…

ベリー公のいとも豪華なる時祷書

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昔は本は今よりずっと希少で高価だったので、ほしい本を手に入れるのは大変だった。トレドの有力者をパトロンに得て暮らしは裕福だったエル・グレコは、その収入の大半を注いで本を買い集めたと言われているが、その量はたったの130冊。これでも当時としては…