今から3年で株で10億儲けられると豪語する親戚(実際に今の月収もハンパない)の影響もあり今週は株デビューをした。週の初めから朝は11時の前場の引けまで株価ボードを横目に見ながら出掛けの準備、昼は仕事も片手間に分足の時系列グラフと睨めっこ。要するに株なんて安い時に買って高い時に売りゃあ良いだけの話でしょ?となどと思いながら、水曜日、前々から注目していた株がどんどん上がっていくのでヤバイヤバイ、はよ買わな、と冬ボをまるまる突っ込んだ。すると、それから一分もしないうちに、前日からずっと上昇カーブを描いていた曲線が突然下げに転じ、あっという間に10円、20円の大幅安。昨日も今日も値は上がらず、含み損はしめて5万強。なかなかほろ苦いデビューとなってしまった。
しかしこれ、マネーゲームとして競馬と比べてみると、手数料が売買額の1%に満たないので取引のたびに20%天引きされる競馬に対して比べ物にならないほど有利。「やれば儲かるのにみんなやらない」とその親戚が言っていたが、手数料が無視できるとするなら、単純に考えて半分は勝ち組になるわけだし(10億稼ぎ出せるのはごく一部だとしても)、今みたいに相場自体が上がっている時には、それこそみんなが儲かるという奇妙な事態も現出しうるわけだ。勝ち組が1%いるかいないか、というより勝ち組が本当に存在するのかすら確かでない競馬と比べると圧倒的に楽なゲームだろう。「やれば儲かるのにみんなやらない」。競馬に関しては口が裂けてもそんなこと言えない。選ぶゲームを間違えていたのかもしれないけど仕方ないだろう。しばらく両方続けてみよう。