同期によるプロパガンダ

『サラリーマンってさぁ、ちいせぇ奴多くねぇ?アービトラージって言って、要するに先に知ったもん勝ちの世界でさ、先輩とかケチケチして全然教えてくんねぇーんだよ。民度低い低い。
あーもう図書館とかに入ってりゃ良かったよ。学部の時から図書館員になりたがってる奴がいて、そん時はなんで18で図書館なんか目指してんの、って思ったけど、今考えるとちゃんと考えてたんだな。
それかもっと学閥だけで給料上がるようなこと。会社の評判なんてどうでもよくね?ゼネコンとかにしとけばよかったよ。業界の景気とか関係ねーし。でもそういうことって入る前はわかんないんだよな。もうオレこのボタン(キーボードのこと)押す仕事どうでもいいわ。
オレも最近考えてることがちいせぇちいせぇ。どんどん右翼みたいになってくるし。
今日のオレすげーグチっぽい。でも民度重要だよ、民度民度ちょうだい。』

彼は絵も上手いし頭も良さそうだし、こんな会社にいる器じゃない。っていうか、サラリーマン自体の柄じゃない。でもだからといってどうする?組織にこびりついてるだけの連中が偉そうにしている、一人の力ではどうにもならないこの世界で。難しいなあ。