安藤忠雄『光の教会』。或いは、ル・コルビュジエ『ロンシャンの教会』
人為の建造物にあえて一部の欠陥(穴)を残し、この欠陥から漏れてくる光に、造化の業を完成させること。この意匠の原型としてのローマ『ビラ・アドリアーナ(ハドリアヌスの別邸)』
人間は、光の路を遮りそれを制限することでしかその力に気づくことができない。建物の外に出れば、世の中にはこんなにも光が溢れているのに。